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サンメディカル株式会社

優れた歯科材料で世界の歯科医療技術の進歩と口腔衛生の向上に貢献します。

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ハイブリッドコートⅡ

  • 基本情報
  • 操作手順
  • Q&A
  • カタログ・添付文書

製品をお使いになる前に

  • 「コートスポンジ」及び「コートブラシ」(専用品) には重合開始剤が含まれていますので、リキッドは必ず「コートスポンジ」あるいは「コートブラシ」でかき混ぜてください。
  • 他のスポンジやブラシを使用すると接着性能が低下します。
  • ハイブリットコートⅡ適用後は、コーティング表面の未重合層を固く絞ったアルコール綿球等で除去してください。

なぜコートスポンジ(コートブラシ)を使用するのですか?

当社独自の親水性重合開始剤を含んでいるからです。その効果により、水分が存在する歯質表面からも重合させることができます。そのため、良質な樹脂含浸層と極薄被膜が形成されます。

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コーティング前の処理について

窩洞形成あるいは支台歯形成は従来通りでよいですか?

従来通りで結構です。特別な形態付与をする必要はありません。

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歯面の前処理は必要ですか?

象牙質には、必要ありません。未研削のエナメル質の場合は、歯科用エッチング材(別売:表面処理材 高粘度レッド)をご使用ください。

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形成後の窩洞内を次亜塩素酸ナトリウム処理したが接着に影響はありますか?

影響はありません。ハイブリッドコートⅡは、次亜塩素酸ナトリウムの影響を受けません。

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コーティング処理について

コートスポンジ1個(又はコートブラシ1本)で何滴まで使用できますか?

リキッド3滴まで使用できます。

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混合液の塗布について注意することはありますか?

スミヤー層の除去と象牙質の脱灰を確実に行うため、混合液は形成面に潤沢に(十分潤うように)塗布し、10~20秒間濡れた状態を保ってください。この濡れた状態に保つ時間の目安は、永久歯の場合には20秒、乳歯の場合には10秒です。

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エアーブロー時の操作方法は?

塗布液が飛散しないよう必ずバキュームを併用し、5~10秒間エアーブローをしてください。液だまりの生じやすい部位には、さらに5~10秒間強いエアーブローの追加をお薦めします。

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光照射時間の目安は?

光照射は下記の条件を目安に照射してください。

光照射器の種類 光強度 照射時間
ハロゲン系 120mW/cm2~500mW/cm2 10秒
500mW/cm2以上 5秒
キセノン系
(プラズマアーク)
1000mW/cm2以上 3秒
LED系 500mW/cm2以上 5秒

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V型ダッペン上で調合した混合液は、どの程度の時間まで使用可能ですか?

使用環境によって異なりますが、3分以内に使用してください。使用直前には、V型ダッペン内でよく攪拌・混合して使用してください。

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コーティング後の印象採得について

窩洞にアンダーカットがある場合はどうすればよいですか?

ハイブリッドコートⅡを硬化させた後に充填用コンポジットレジン「メタフィル Flo」等を適用してアンダーカットの無い窩洞にしてください。

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ハイブリッドコートでは一部のシリコーン印象材で面荒れがありましたが、ハイブリッドコートⅡでは、全てのシリコーン印象材を使用することができますか?

使用できます。シリコーンや寒天アルジネートのいずれの印象材にも使用できます。その際、必ずコーティング表面の未重合層を固く絞ったアルコール綿球等で除去してください。

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印象採得の際にマージン部のエナメル質のコーティング被膜は削去しなくてはいけませんか?

マージン部の被膜厚さが気になる場合には、一層削去をお薦めします。

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コーティング後の仮封について

仮封材の選択は?

ユージノール系、レジン系の仮封材の使用は避けてください。水硬性セメントやストッピングがお薦めです。

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やむを得ずレジン系の仮封材を使用したい場合の対策は?

ハイブリッドコートⅡは、ボンディング材としての機能も持ち合わせているため、レジン系仮封材とは接着して除去が難しくなります。この場合は、別売りの分離材「ウォッシャブル セップ」等を併用してください。

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コーティング後の補綴物処理について

セメントの選択と注意点は?

補綴物の接着には接着性レジンセメントをお薦めします。

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接着性レジンセメントを使用する時に前処理は必要ですか?

コーティング表面に仮封材の残存成分や唾液等が付着している場合があるため、表面処理材グリーン又は表面処理材レッドで表層を清掃してください。
ただし、「スーパーボンド」をお使いになる場合には、表面処理材グリーンで清掃してください。

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コーティング面にシランカップリング処理は必要ですか?

ハイブリッドコートⅡは、コンポジットレジンのように無機フィラーを含んでいませんので、必要ありません。

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その他の用途について

a. 知覚過敏への適用について

歯頸部知覚過敏に適用する際の注意事項は?

歯肉縁下に圧排糸を装着してください。歯肉溝内にハイブリッドコートⅡの流入を避けるためです。粘膜保護材(ココアバターやワセリン等)の塗布をお薦めします。ただし、患部には保護材が付着しないようにしてください。

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知覚過敏の症例に適用の場合、保険請求はできますか?

保険請求はできません。

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知覚過敏抑制の効果を高めるためにはどうすればよいですか?

ハイブリッドコートⅡを塗布して光照射後、さらに同じ操作を繰り返してください。

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b. ボンディング材としての使用について

充填材の使用制限はありますか?

特に使用制限はなく、化学重合型コンポジットレジンも使用できます。組み合わせとして、「メタフィル Flo」、「メタフィルC」、「ファンタジスタ」をお薦めします。その際、未重合層は拭き取らずそのまま充填を行ってください。

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ハイブリッドコートⅡの基礎データ

成分とpHは?

リキッド1滴にコートスポンジ1個(又はコートブラシ1本)の混合液のpHは2.5です。成分は下表の通りです。

リキッド コートスポンジ・コートブラシ
アセトン
メタクリル酸エステル類
(MMA、4-META、その他)
水、その他
芳香族スルフィン酸塩
芳香族アミン

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ハイブリッドコートⅡ塗布面の厚さはどれくらいですか?

約3μm(樹脂含浸層は、約1μm)です。マージン部は、液だまりで厚くなりやすいので、強エアーブローで被膜を薄くしてください。この時には、必ずバキュームを併用してください。

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コーティング材の硬さは?

ハイブリッドコートと同等のビッカース硬度(42)です。これにより優れた被膜硬さを保持することで外来刺激の遮断や二次齲蝕から歯を守ります。また、歯質の変形にも追従するしなやかさも兼ね備えています。

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う蝕影響象牙質にも健全象牙質と同じように接着しますか?

当社独自の重合開始剤の効果により、う蝕影響象牙質にも健全象牙質と同じように接着します。弊社で調べた微小引張り接着強さ(μTBS)は下表のとおりです。

カリエスディテクター(クラレメディカル(株))で淡ピンク~ピンクに染まる部位

  μTBS(MPa)
健全象牙質 36 ± 6
う蝕影響象牙質 35 ± 5

試験条件:
人歯(咬合面にう蝕を伴う大臼歯)、#180研磨、
37°C水中24時間浸漬、C.H.S 1mm/minにて試験

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